船舶の大きさを

「トン」

で呼んでいますよね。 これは車の重さなどを表している

「トン」

とは、ちょっと違います。

海事代理士試験にも

「船舶のトン数の測度に関する法律」

が出題されてますので、受験される人はちょっとだけ
頭に入れておいたほうがいいですね。


昔、船の大きさを酒樽(Tum)がいくつ積めるかということから
船の容積などを表す単位としてトン(Ton)が用いられるように
なったんんですね。

以下、「船舶知識のABC」から引用ですが

酒樽は、イギリスの酒樽で容積が40立法フィートで、
重さが2,240ポンド(1.016キログラム)で、1トン(容積)
となったのことです。

また、40立法フィートは、1.133立法メートルなので
現在は1立法メートルを1トンとするのが一般的です。

日本では、石数が用いられていましたが、1石が
10立法尺とさだめられたそうです。

石だとか尺だとかは、私の小さい頃、まだ、使われていましたが
今では、わからない人がほとんでしょうね(笑)

船のトンは、単なる容積だけでなく、大きさや重量も表すこともあり
その使い方には、次のようなものがあります。

1 総トン数
  課税や水先料金、船舶検査などの基準で使用されるもの

2 純トン数
  旅客、貨物の運送の用に供する場所の大きさを表したもの
  税金徴収のために用いられます。

3 載貨重量トン数
  満載喫水線まで貨物、燃料などを積載した重量から
  貨物、燃料などを積載しない状態の重量の差

4 満載排水トン数、満載排水量
  アルキメデスの原理といえばわかる人もいるでしょうか、
  船が水に浮かんでいる時に、水線下の体積と同じ体積の水を
  排除しています。排除された水の量を排水量といい、
  この排除された水の量を重量で表したものを排水トンといいます。
  主に軍艦などで使用されるトン数ですね。

  ちなみに昔の戦艦大和ですが、Wikipedia
  では、満載72,809トンとなっています。
  すごい量ですよね^^


海事代理士試験では、もう少し複雑な言葉も使われていますので
しっかりと整理しておきましょうね。

今日は、船のトン数に関する豆知識でした^^


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