はじめに、今回の事故のご冥福とまだ行方不明の方が
無事に発見されることをお祈りいたします。

今回の事故について、いろいろなことが言われてますが
ダイビングをやったことがないような人まで、安易にダイビングは
恐ろしいというようなイメージをもたれているようなので
一言書いておこうと思います。


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私は現在、バリバリの現役のインストラクターでもないわけで、
現地のスポットに行ったことも潜ったこともありませんので、
事故原因とかそのようなことをかくつもりはありません。

ですが、今回の事故に限らず、ダイビングの事故について思い出してみてください。

どれだけ、事故のことを思い出せますか?
ダイビングを長年続けている人でも、そうは思い出せないはずです。

それだけ、ダイビングについて、事故は少ないと言うことなんですね。

私がダイビングを好きだから、潜水士試験のアドバイスをしているから
そんなことを言うと思う人もいるでしょう。たしかにないわけではありませんが
実際に日本国内でどれだけの事故を思い出せますか?

今回は、日本人がよくいっている海外のリゾート地、そして一度に多数の人数
だったということで、とんでもないようなことがかかれましたが、

そもそも、いろいろなスポーツをやるにあたって、まったくリスクがゼロという
スポーツはないはずです。

登山でさえ、毎年のように事故は起きてますし、ランニングや各種スポーツでも
怪我をするリスクはあるのです。

今回の事故で、多くの人命が救われたことを奇跡とか書かれておりますが
本来、ダイビングはお互いを助け合い、お互いに楽しみを分かち合う
スポーツで、競争するスポーツではありません。

お互いに助け合うというスポーツであるからこそ、協力しあってこれたのです。

私もダイビングをやっていた経験から、ドリフトダイビングも経験してますが
確かに経験が必要とされるタイプのダイビングですが、ドリフトダイビングだから
事故が起きたと言うことではなく、様々な原因が関与して起こったもので、
ダイビングそのものが危険だということでは決してないと思います。

事故が起きてしまった以上、何らかの責任は発生することはやむをえないこと
ですが、これからダイビングを始めようとする人や今、やっている人、
仕事をしている人に安易に不安感を与えることのないようにしたいものです。

救助された皆さんの精神的ケアや体力が少しでも回復されることを
お祈り申し上げます。