平成30年4月(2018年4月)の潜水士公表試験問題の解説です。

短期間限定としますが、公開します。

高気圧作業安全衛生規則が改正されてから、約2年、潜水士試験の出題傾向も落ち着いてきたようですね。

半飽和組織のところは、必ず出題されるようになってきましたので、テキストを読んで過去問を繰り返し行うことが大切ですね。


2018年4月(平成30年4月) 公表問題の解答及び解説

 

※ ページは潜水士テキスト平成28年10月31日第6版のページです。

 

公表問題ダウンロードページ

 

http://y-support.fujita-kaijidairisi.com/index.php?2018%EF%BC%8E4%EF%BD%9E%E5%85%AC%E9%96%8B%E5%95%8F%E9%A1%8C

 

午前の部

潜水業務

 

問1 解答4 ダルトンの法則 35p

解説  ゲージ圧力と絶対圧力の表記に注意すること。また、空気は1気圧(0.1Mpa)で、酸素は、約21%、窒素は、約78%、そのほか1%での混合気体であることを覚えておく必要があります。

酸素=0.2Mpa×21/100=0.042

窒素=0.2Mpa×78/100=0.156

と、思いますが、この場合はゲージ圧力で、窒素の分圧(絶対圧力)との設問なので、

ゲージ圧力に1気圧を加えた、0.3Mpaga絶対圧となりますので、

窒素=0.3Mpa×78/100=0.234 ≒ 0.24となります。

 

問2  過去に同問題がたびたび出題されています。2014、10月など 今回は数値が変わっています。

テキスト41~42p 浮力 アルキメデスの原理。読んでおきましょう。

水面に浮いていることから、木片の質量400gに対し400gの浮力を受けている。

400gの浮力とは水で置き換えたときの水の重量に等しいことから、400gの水を押しのけたことになる。

400gの水は体積に換算すると400cm3である。水面下にある部分の体積は400cm3となる。
真水 = 容積(体積)1cm3 = 1g  27p

 

問3 (5) 正しい 43p~45p 

その他は誤り

(1) ヘリウムは密度がきわめて小さい。
(2) 窒素は、高圧下では麻酔作用がある。

(3) 二酸化炭素は、空気中に0.03~0.04%程度である。

(4) 酸素は、酸素濃度が高いと人体に有害となる。

 

問4 (5) 38p 毎回、ヘンリーの法則に関する類似問題が出題されております。

ヘンリーの法則とは、液体に対する気体の溶解度についての法則で、

「温度が一定のとき一定量の液体に溶解する気体の量(質量)は、その気体の圧力に比例する。」とあります。これは気体の質量から見たものであり、

これを体積から見たものは、

「温度が一定のとき一定量の液体に溶解する気体の体積は、その圧力下で測ると、圧力に拘わらず一定である。」という法則を覚えましょう。

 

問5 (3) 誤り 46p~48p 

赤色が最も吸収されやすい。

その他は正しい。

(1)、(2)、(4)、(5) 46p~48p

 

問6 (5) 正しい 80p 

その他は誤り

(1) レギュレーターを介する送気は、デマンド(応需式)式である。 54p、75p
(2) ヘルメット式は、操作には熟練を要する。 91p

(3) ヘルメット式は、定量送気式である。 91p

(4) 自給式(スクーバ)は、一般に開放回路型(水中に空気を吐き出す方式)である。 55p

 

問7 (3) 誤り 121p~124p 

記載が逆である。潮流は狭く複雑なところでは、強くなる。

その他は正しい。

(1)、(2)、(4)、(5) 121p~124p

 

問8 (3) 誤り 129p~130p

記載が逆で、潜水墜落ではなく、吹上になる。

その他は正しい。

(1)、(2)、(4)、(5) 129p~130p

 

問9 (3) 正しい 133p 

その他は誤り

(1) 滞在時間が延長した場合は、減圧時間も長くする。 132p
(2) スクーバ潜水でも、ロープなどに絡まることがある。 131p

(4) 気管に水が入ると一時的に呼吸が止まることがある。 132p

(5) 救命胴衣、BCを装着するのは、スクーバ式である。 65p、69p

 

問10 (1) 正しい 124p 

その他は誤り

(2) 河口は、降雨により視界は悪化する。 124p
(3) 記載が逆であり、ドライスーツが保温性が高い。 127p

(4) 汚染域では、肌などの露出が少ない、全マスク式、ヘルメット式がよい。 126p

(5) 高所域では、長い減圧時間を必要とする。 123p、128p

 

(送気・潜降及び浮上)

 

問11 (4) 誤り 85p

圧縮効率は、圧力の上昇に伴い低下する。

その他は正しい。

(1)、(2)、(3)、85p~86p (5) 65p

 

問12 (1) 35分 141p~143p 潜水可能時間の算出  

この問題もよく出題されます。平成29年4月、平成28年10月、4月とも問12、 類似問題

平均毎分20リットルの呼吸を行う潜水者が、水深10m(2絶対圧)では、20リットル×2=40

40リットル消費する。

V=(19-5)×10/0.1

V=1400リットル   1400÷40=35

 

問13 (4) 誤り 77p

予備空気槽は、通常、調節用空気槽と一体になっているのが多い。 

その他は正しい。

(1)、(2)、(3)、(5) 77p

 

問14 (4) 誤り 214p

潜水では、耳栓はしてはいけない。圧力により外耳に外傷を引き起こす。 

その他は正しい。

(1)、(2)、(5) 前回のテキストに記載、(3)、162p

 

問15 (2) 誤り 69p

救命胴衣は、浮力調整はできないので一気に水面まで浮上する。 

その他は正しい。

(1)、(4)、158p、(5)、189p、(3)前回のテキストに記載

 

問16 (5) 誤り 184p

繰り返し潜水は、より一層安全に配慮する必要があるので、減圧時間を長くするなどしなければならない。

最近、半飽和組織に関する出題が必ず出題されます。減圧理論は、必ず読んでおきましょう。 

その他は正しい。171p~177p

(1)、(2)、(4)173p、(3) 176p

 

問17 (4) 誤り 95p

腰バルブに減圧弁はない。 

その他は正しい。

(1)、(2)、(3)、(5) 93p~95p

 

問18 (4) 誤り 59p

10MPaではなく、1MPaです。 

その他は正しい。

(1)58p、(2)63p、(3)59p、(5)、60p

 

問19 (1) 誤り 75p

全マスク式潜水は、応需式なのでヘルメット式より少ない送気量で済む。 

その他は正しい。

(2)98p、(3)、(4)、(5)、80p

 

問20 (3) 誤り 62p

ブーツと一体型になっているのはドライスーツである。 

その他は正しい。

(1)63p、(2)67p、(4)65p、(5)67p

 

 

午後の部

高気圧障害

 

問1 (5) 誤り 197p

死腔は大きく、又は長いほど、酸素不足などが起こりやすい。 

その他は正しい。

(1)、(2)、(3)、(4) 196p~197p 図も参照

 

問2 (3) 誤り 236p

熱伝導率は、空気の約25倍 

その他は正しい。

(1)236p、(2)127p、(4)、(5)236p

 

問3 (5) 誤り 198p 図参照

交感と副交感神経は体性神経ではなく、自律神経のこと。 

その他は正しい。

(1)、(2)、(3)、(4) 198p

 

問4 (4) 正しい 194p~195p 図も参照

その他は誤り

(1) 、(2) 血管Bも動脈である。
(3) 血管Aは、動脈である。

(5) 血管A、Bとも動脈である。

 

問5 (5) 誤り 216p 

息を吐きながら浮上する。 

その他は正しい。

(1)、(2)、(3)、(4) 209p~210p

 

問6 (2) 誤り 214p 

耳管は通常閉じている。 

その他は正しい。

(1)、(3)、(4)、(5) 213p~215p

 

問7 (4) 誤り 224p、228p 

脳酸素中毒と肺酸素中毒の説明が逆である。 

その他は正しい。

(1) 223p、227p、(2)224p、(3)229p、(5)234p

 

問8 (2) 誤り 204p 

ベンズとは、重症や軽症の減圧症のことを言うのではない。 

その他は正しい。

(1) 207p図、(3)、(4)、(5) 206p~207p

 

問9 (2) 正しい 244p表参照

その他の疾病はすべて該当する。

 

問10 (2) 正しい 250p図参照

その他は誤り

(1) 後頭部を下げ、顎先を上げる、頭部後屈顎先拳上法である。前回のテキストに記載

(3) 胸骨圧迫30回に人工呼吸2回である。250p図参照
(4) 1分間に100回から120回である。250p図参照

(5) AEDとの併用が望ましい。250p~251p

 

関係法令

 

労働安全衛生法・・・・・・・・・・・・・・法

労働安全衛生法施行令・・・・・・・・令

労働安全衛生規則・・・・・・・・・・・・規則

高気圧作業安全衛生規則・・・・・・高圧則

 

問11 (3) 281p~282p  類似問題は多数ありますが、具体的な計算を求める出題は少ないです。

高圧則第8条第2項第2号、平成26年厚生労働省告示第457号第1条1項

全面マスク式潜水なので、応需式、つまり圧力調整器(レギュレータ)を使用するので、告示第457号第1条の1項の式を使用する。

A=40、D=40m、P=40×1.5=60(最高深度におけるゲージ圧力の1.5倍)

V=40×(0.03×40+0.4)/60

V=106.666≒107

 

問12 (3) 誤り 空気圧縮機、空気槽の点検は特別の教育には含まれない。283p高圧則第11条、284p表

その他は正しい。

(1)、(2)283p、(286p、335p規則第36条、(5)286p、335p規則第37条

 

問13 (5) 正しい 296p 高圧則第28条第2項 圧力調整器を使用させるので第2項

その他は誤り

 

問14 (2) 誤り 299p 高圧則第34条

その他は正しい

 

問15 ) 誤り 300p 高圧則第36条

例年、連絡員に関する問題が出題されている。類似問題多数。

その他は正しい。
(1)、(2)、()、(5)300p 高圧則第36条

 

問16 () 正しい 301p 高圧則第37条

例年、同問題が出題されています。コンパスと水中ライトが出てきたらそれは間違いです。消去法で解いていきましょう。また、今回は組み合わせを理解していなければ間違いやすい出題となっています。組み合わせを理解しておく必要があります。

その他は誤り。

(1)、(2)、()、(5)301p 高圧則第37条

 

問17 (4) 誤り 302p 高圧則第38条 血中尿素窒素に関する規定はない。

類似問題多数

その他は正しい。
(1)、(2)、(3)、(5) 302p 高圧則第38条

 

問18 () 誤り 305p 高圧則第42~参照 20mではなく、10mである。

毎回、再圧室に関する問題が出題されている。 

その他は正しい。

(2)、(3)、(4)、(5)304p~305p 高圧則第42条~44条

 

問19 () 誤り (A)の潜水免許には、深度の規定はない。潜水業務を行うものに必要なものである。毎回、免許に関する出題も繰り返されています。
その他は正しい。

(B)306p~307p 高圧則第53条
)329p 法第7
)342p 規則第67条

 

問20 () 正しい 317p~318p 法42条、令13条第3項

毎回、出題されてます。この問題が出題された場合、潜水器と再圧室だけが対象である。 

その他は誤り。

(1)、(2)、(3)、()は、法令の規定がない。317p~318p 法42条、令13条第3項


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なお、公表問題については、以下のページから無料でダウンロードすることができますのでご利用ください。

 

公表問題ダウンロードページ

 

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